糖尿病

糖尿病家族歴があっても運動はインスリン感受性を改善する

DNAを表したパズル

こんにちは。

糖尿病の家族歴があっても運動によりインスリン感受性は改善するという論文が発表されました。

Exercise-Induced Improvements in Insulin Sensitivity Are Not Attenuated by a Family History of Type 2 Diabetes

査読付きの科学雑誌であるFrontiers in Endocrinologyに掲載されたものです。

運動を行うことでインスリン感受性が改善するということは一般的に知られていますが、実は家族歴の有無で違いに差があるかどうかはよくわかっていませんでした。

そこでこの研究では、20代の健康で運動歴のないメキシコ系アメリカ人のうち、糖尿病家族歴のある10人と家族歴のない10人を集めて8週間有酸素運動とレジスタンス運動を行ってもらい、両群間でインスリン感受性なんかはどう変化するのかなどを調べました。

運動は週3回行われ、その内容は1回につき35分の有酸素運動を行った後に上半身3種目、下半身3種目のレジスタンス運動をそれぞれ3セット(1セット8RM)となっています。

また有酸素運動の強度については、最初の週はVO2MAX 55%で開始し、徐々に上げていって6週までにVO2MAX 75%とされています。

結果は両群ともにインスリン感受性は良くなり脂肪以外の体組成が増え、有酸素能力が向上し上下半身が強化されました。

この効果には糖尿病家族歴の有無に影響を受けず、両群間で差が出なかったとなっています。

この研究結果から、運動は糖尿病の家族歴があってもインスリン感受性を良くすることがわかったということです。

今回の研究対象は糖尿病患者ではありませんし日本人でもないので、糖尿病患者や日本人ではどうなるかはわかりません。

とはいえ、糖尿病の日本人でも同じようになるかもしれません。

少なくとも「血糖上がっちゃうのは家系だからー」などとして納得せず、運動しようってことはいえますね。

それから、今回の研究で食事はどうなっていたかというと、両群ともに約2000kcal/日摂取し、内訳は炭水化物55%、タンパク質15%、脂質30%となっています。

炭水化物はしっかり摂っていますね。

それでは家族歴のある糖尿病の方も、ない糖尿病の方も、炭水化物は摂取して運動をしっかり行っていきましょう。