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【世界中でこの記事だけ!】幻の本「算数のふしぎ」をご紹介!

みなさん、こんにちは。

突然ですが、自分は大好きだけど世間に知られていないことってありませんか?

自分が良いと思えば思うほど、人に紹介したくなりますよね。

今回は私が愛してやまず、我が子も楽しく読んでいる本をご紹介いたします!

早速ですが、その本のタイトルは…

「算数のふしぎ」です。

あれっ、聞いたことあるぞとか思った方、もしかして勘違いしていませんか?

Googleで算数のふしぎと検索したときに1位で表示される、「たのしい!さんすうのふしぎなぜ?どうして? 〈1・2年生〉」とは違いますよ。

今回ご紹介する本は「算数のふしぎ 全国こども電話相談室」になります。

 

算数のふしぎ 全国こども電話相談室とは

今回ご紹介している本のタイトルは「さんすうのふしぎ」ではなく「算数のふしぎ」です。

この本は小学館の学習まんが、ふしぎシリーズの9作目になり、1980年6月10日に初版が発売されています。

当時大好評であったラジオ番組「全国こども電話相談室」に集められた多くの質問から、専門の先生達が楽しい漫画で疑問やふしぎを解説する内容となっています。

さらっと書きましたが、この本は出版されてから30年以上が経過しており、現在は入手がとても困難です。

私がざっと調べた範囲では、Amazonや楽天で中古品として数点だけ取り扱っているという状況でした。

honto、紀伊国屋書店などではタイトルはひっかかってきますが、表紙画像すら出てきません。

そんな今や幻となっている「算数のふしぎ」ですが、その表紙をAmazonの販売ページから拝借します。

残念ながら我が家にある本はカバーがありません。

私が物心ついたときからカバーはなかったため、私も初めてカラーの表紙を見ました。

さて、この本は中央にいるインド人と少年・少女・猫が絡んだ短編漫画の集まりで構成されていて、ページ数は133ページになります。

内容は後述するとして、まずは価格を見てみました。

我が家にある本を見てみると、定価580円となっていました。

その当時は消費税がなく、缶ジュースは100円(現在120円くらい)、少年サンデーは170円(現在税込み340円)、1983年になりますがディズニーランド1DAYパスポートは3,900円(現在は大人8,200円)の時代です。

まぁ、当時のディズニー1DAYパスポートは土日祝日に使用できないなど、現在と効力が違いますけどね。

価格だけで比較するのは難しいのですが、少年サンデーは単純計算で約2倍になっています。

その倍率を「算数のふしぎ 全国こども電話相談室」に当てはめてみると、580円×2で現在価格1,160円くらいとなります。

っがしかし!

上述のAmazonリンクをクリックしていただければわかりますが、Amazonでの価格は中古品で23,980円!!となっていました。

FC版ドラクエⅢのモンスター「アカイライ」が「さとりの書」を落とすくらいに入手確率が激レアなので、プレミアム価格になっているのですね。

とはいえ、さすがに高すぎて誰も買わない気がします。

ヤフオクでは2,500円で取引された形跡がありますが、現在は出品がないので購入できません。

なんとか定価に近い価格で買えないものかと、いろいろな手段を講じてみましたが、私ができる範囲では残念ながら見つけることができませんでした。

小学館にも連絡をしてみましたが、小学館にも在庫がなく重版の予定もない絶版本であるとの回答をいただきました。

中古品は高すぎて誰も買わないだろうし、それ以外に新規で入手することもできない。

つまりこの本は、世界中で持ってる人が限られている幻の本ということになります。

実際、Googleで検索してもこの本を紹介している記事は見当たりませんでした。

私が調査した以上に「算数のふしぎ 全国こども電話相談室」を検索する人は、ほぼいないだろうと考えます。

ということで、本記事は「算数のふしぎ 全国こども電話相談室」を紹介する世界で唯一の記事!と考えられます。

現在ほとんどの人が入手できない本を紹介してどうすんの?という疑問も聞こえてきますが、そんなことは気にしません。

私が愛してやまない「算数のふしぎ」の魅力を存分にご紹介いたします。

 

子供が読みやすく面白い!

算数のふしぎは前述の通り、全国こども電話相談室に集められた質問に答える形で構成されています。

そして子供達がとっつきやすいように漫画となっていて、本中の漢字には送り仮名がついています。

漫画は歴史まんがシリーズなど多くの作品を手掛けているムロタニツネ象先生が担当しています。

この漫画は大人でも読みやすく、またイメージとして頭に入りやすく描かれています。

表紙に出演しているインド人と少年・少女・猫が、質問毎に短いストーリーを展開していくのですが、1つのストーリーは2~10ページ程で構成されていて、さくさくと読み進めることができます。

ストーリーのタイトルには例えば、「数字は、はじめ、どんな形でしたか。」とか「数字を知らない人は、どうやって、数を数えるのですか。」とか「動物にも、数がわかるのですか。」などがあります。

実際の、算数のふしぎの目次は以下になっています。

漢字やひらがなとなっている部分など、そのまま記載いたします。

もくじ
  • 身近な物さし・はかり
  • タングラム(図形遊び)
数の始め
  • 大むかしは、どうやって、数を数えたのですか
  • 数字は、はじめ、どんな形でしたか
  • 1、2、3、…の数字は、どこの国で生まれたのですか
  • もし、数字がなかったら…
  • むかしの人は、数を数えるのが、へただったのですか
数の物知り
  • 数字を知らない人は、どうやって、数を数えるのですか
  • 大きな数を表す、かわった方ほうがありますか
  • 動物にも、数がわかるのですか
  • 数の数え方に、ひとつ、ふたつ、…と、いち、に、…があるのは、なぜですか
  • 万より大きいくらいには、どんなものがありますか
  • 一から一億まで数えると、どのくらいの時間がかかりますか
  • +や-の記号は、だれが考えたのですか
  • 一メートルという長さは、どうやって、決めたのですか
  • 長さのたんい
  • 重さのたんい
  • 山の木の数を数えるには、どうしたらいいですか
  • 時計がないとき、どうしたら時間が計れますか
  • そろばんは、いつごろできたのですか
数のふしぎランド
  • まほうじん
  • 数字の体そう
  • ふしぎな数
  • 数のわらい話
  • ひとふでがき
  • 数のなぞなぞ

いかがですか?

気になることだらけですね。

子供に教えてあげると「お父さんすごい!」となること請け合いな内容です。

この漫画は本当にテンポがよく、わかりやすく解説してくれているため、私は幼少期に夢中になって読み返していました

そして時を経て、私の息子も小学1-2年生の頃によく読んでいました。

表紙には「算数が3倍楽しくなる」と書いていますが、「数字」への親しみが沸くのは間違いなく、3倍もあながち間違いではないと思います。

全てのお話が面白いのですが、その中でも私と息子が好きがだったお話が2つあります。

それは「万より大きいくらいには、どんなものがありますか。」と「一から一億まで数えると、どのくらい時間がかかりますか。」の2つです。

大人でも気になる質問ではないでしょうか。

 

万より大きいくらいには、どんなものがありますか。

万より大きいくらいとして、億、兆までは知っている人が多いと思いますが、それ以上のくらいはどうでしょうか。

日常で使用することはまずないため、大人でも知っている人は少ないと思います。

兆の後のくらいを列挙していくと、京(けい)、垓(がい)、(じょ)、穣(じょう)、溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)、恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)、無量大数(むりょうたいすう)となります。

わかりにくいので表にしてみます。

 

単位 読み方 大きさ
いち 100
じゅう 101
ひゃく 102
せん 103
まん 104
おく 108
ちょう 1012
けい 1016
がい 1020
じょ 1024
じょう 1028
こう 1032
かん 1036
せい 1040
さい 1044
ごく 1048
恒河沙 ごうがしゃ 1052
阿僧祇 あそうぎ 1056
那由他 なゆた 1060
不可思議 ふかしぎ 1064
無量大数 むりょうたいすう 1068

 

無量大数は1068ということで、1無量大数は
100000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000になります。

さて、これらの覚えていなくても特に困らない単位について「算数のふしぎ」ではどのように解説しているでしょうか。

それでは漫画を見てみましょう!
(本ページ内の漫画掲載については小学館から許可をいただいています。)

 

万より大きいくらい1
万より大きいくらい2
万より大きいくらい3
万より大きいくらい4

どうでしたか?

京が兆を蹴ってしまっていたり、垓がすごく大きかったりとイメージがしやすいですよね。

さらに話に落ちまでついているところが面白いです笑

私は小学校低学年の頃、この算数のふしぎのおかげで無量大数まで記憶したのですが、それは今でも忘れていません。

そして私の息子も小学校低学年時に面白がって、覚えてしまいました。

小学校に入って数字に多く触れるようになるタイミングにちょうどいい刺激なのでしょうか。

先日、息子に覚えているか聞いてみたところ、さらさらっと全部答えていました。

おそるべし子供の記憶力。

まぁ覚えていても、クイズ番組で答えることができるとか、誰かに「へー、すごいねー」と言ってもらうとかでしか役に立たないのですが…

ちなみに、算数のふしぎでは無量大数が最大となっていますが、「華厳経」という経典によれば無量大数より大きな単位はまだたくさんるようです。

その中で最大とされる単位は「不可説不可説転(ふかせつふかせつてん)」であり、1037218383881977644441306597687849648128とのこと。

さらに世界的にはグーゴルという単位もあって1グーゴルは10100で、さらにグーゴルプレックス(101googol)やグーゴルプレックスプレックス(101googolplex)なんかもあるらしいです。

このグーゴルは1920年に9歳の男の子が作った造語から始まったとのこと。

また、検索エンジンのグーグル(google)の由来は命名者ラリー・ペイジがグーゴル (googol) の綴りを間違えたためとされています。

話を元に戻して、不可説不可説転やグーゴルプレックスプレックスからみると無量大数(1068)は鼻くそにもならない小ささなのですが、「算数のふしぎ」で育った私にとっての最大はやはり無量大数です。

それでいいんです!

一から一億まで数えると、どのくらい時間がかかりますか。

次に一から一億まで数えると、どのくらい時間がかかりますか。です。

一億数えるまでどれくらい時間がかかるかなんて、考えたこともないのではないでしょうか。

実際、幼少期の私は「算数のふしぎ」を読むまで全く考えたことはありませんでした。

そして事実を知って驚きました。

私の息子も算数のふしぎを読んだ後に、私のところにやってきて、楽しそうに「一から一億まで数えてみて!」と言ってきたものです。

では、一から一億まで数えるとどれくらい時間がかかるのでしょうか。

算数のふしぎを見てみましょう!

 

一から一億まで数える1
一から一億まで数える2
一から一億まで数える1
一から一億まで数える4

ということで、夜も寝ないで数えて20年、1日8時間数えて60年かかるのですね。

そしてしっかり落ちがあるところが面白いですよね。

この本を読んで、私も数えてみたことがありますが、1000くらいまで数えて止めたことは言うまでもありません。

 

まほうじん

上記2つは鉄板なのですが、まほうじんについてのお話も私が30年経った今も忘れない知識の一つです。

まほうじんとは縦・横・斜めのどこを足しても同じ数になるもののことをいいます。

例えば↓

このまほうじんは、縦・横・斜めのどこを足しても15になりますね。

このまほうじんの作り方をインド人が教えてくれます。

それを学ぶと様々なまほうじんを作ることができるようになります。

例えばマスの多いまほうじんがこちら↓

30 39 48 1 10 19 28
38 47 7 9 18 27 29
46 6 8 17 26 35 37
5 14 16 25 34 36 45
13 15 24 33 42 44 4
21 23 32 41 43 3 12
22 31 40 49 2 11 20

このまほうじんは縦・横・斜めのどこを足しても175になります。

他にも奇数だけを使ったまほうじんや、偶数だけを使ったまほうじん、2桁の数だけを使用したまほうじんなども作れるようになります。

作れたからといってどうなるわけでもないのですが、子供には自慢できて、「お父さん、すごい!」と言ってもらうことはできますね。

さらに、もしかすると子供の勉強でも役に立つかもしれません。

最近、とある算数の問題で、「縦・横・斜めが同じ数になるように、空いている箇所に数字を入れなさい」というものを見ました。

出題者の意図としては当然「計算して答えを導き出す」ことなのですが、まほうじんの作り方を知っている私は計算をせずともすぐに答えを出すことができました。

息子は驚いていました。

「算数のふしぎ」すごいです!

 

本の入手法

さて、「算数のふしぎ 全国こども電話相談室」の魅力を極わずかですがご紹介してきました。

本当は全ページを掲載したいのですが、さすがにそれはNGです。

すでに解説したとおり、私の調べた範囲では「算数のふしぎ」を通常ルートで入手する方法はありません。

どこの書店でも「在庫なし」や「現在お取り扱いしていません」です。

Amazon、楽天のプレミアム価格は高すぎです…

絶版のため出版社の小学館にもすでに在庫がない状態なので、今や入手は難しいと言わざるをえません。

なんとか再版してくれないかな…

小学館にも在庫がなく、対処したくてもできないので「算数のふしぎ」のことで小学館には連絡しないでくださいね。


私の手元に「算数のふしぎ」があるがゆえに切ないです。

 

まとめ

今や幻の「算数のふしぎ 全国こども電話相談室」について紹介しました。

ほとんど入手できない本を紹介してどうすんだという記事なのですが、ほんっとに面白い本なので、現代っ子にもぜひ読んでほしいです。

大人でも十分楽しめますしね。

もっと世間に広まってくれることを願います。

それではまた!